2014年03月18日

らぁめん 夢 at 神奈川県横浜市神奈川区二ツ谷町1-21

2014早々新規オープンの新店。詳しくは知らんけど店主さんは歴々とした経歴があるそうで、開店してすぐに関東フリークの方は一斉に赴かれてる。
しかしこれは大阪なんかもそうだが、一巡したらとり合えず店は空く。関東はどんどん新店が出来てるから、オープンして1ケ月もしたら御祝儀訪問はなくなり、また、よっぽどでないとリピートされてない。
全メニュー制覇など、新店の1/10もされてないのではないか。
例えば塩が売りの店なら判を押したように塩のレビューがあがる。最初は券売機の上、は判るがリピートされないのでその塩ばかりの記事しか見当たらないというケースもある。
情報の速度や各人の行動力に感心する反面、なんかつまらんなぁと思わなくもない。好きなん食べたらええんちゃうの?と。

そんな新店は2014も続々出てるわけだが、特筆組の一角を占めるのが此方。
一番いちばんで修行されたという触れ込み。ということはとら食堂の系譜ですな。そして湯河原の薫りもありやなしや。期待は勿論高まり、遠征の一軒目でポールで並んでみた。

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しかしなんちゅー外観、家やがな。店のまん前に原付を置く辺りはラーメン軍団も掠ってるとか言ってみる。
東神奈川駅から徒歩5分程度、見つけにくいという前情報で注意深く歩いてたらオーラ0の店に到着した。

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もうドアが完全にスナックのそれ。上に星を描くセンスは場末感がびんびん来る。あきらめねえよ!!タオルで膝を打つのはフリークのみで、一般人は知らんわな。
オープン30分前に着いて開店までひとり、これぞ関東あるある。まだ情報としての鮮度はあると思うけれど、並んで食べるような人間はもう来ましたよって事なんだろう。

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入ってすぐに券売機がある。とら系はワンタンっちゅーことで、わんたんつけ麺を押した。
ちなみにトッピングわんたんは100円で個数が少ないらしい。わんたんが何故平仮名なのかは不明。

L字のカウンターの奥に座る。なんでこれ選んだん?と聞いたら負けっぽいカラーコップにティッシュ、胡椒も置いてある。卓上調味料は市販の保存料ビシバシのもの。
そして割り箸に胸を撫で下ろす。だってチュルチュル麺だろうし、エコ箸だと難儀するだろうと思ったから。
厨房はわりに広く、麺が適当に置いてある(ように見える)。菅野製麺の配送車が来ていたのでそこのだろう。
何より外まで溢れんばかりの焼豚の香りはどうだ。燻したような香ばしい、店前を通る人はおそらく、振り返っているだろう。うなぎ屋のそれと遜色ない、そしてうまいに決まってる、空気が乱舞するような物凄い香りなのだ。

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溢れんばかりの鶏ガラが垣間見える。おそらくは鶏油の匂いも充満してそうだが、相変わらず焼豚の言うなれば上立ち香が鼻腔を劈いてくる。

店主の手際を見ているとぽつり、ぽつりと後客が入ってきた。と、まずは出されたのが柑橘系の滴とシリンジ!?
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オープン当初は柑橘系はカットされた酢橘だったので、これは市販の果汁かも知れない。まあまるで問題ないけどね、酢橘は値段も廃棄率も高いだろうし。
それよりこの器具よ。勿論事前情報で知ってはいたが、何にも説明されないのね。
いや、何か口ごもって言ったような気もするので、おそらく「煮干しオイルと....」とか言ったんだとは思う。しかし明らかに初訪の関西人(初めての店では必ず「撮っていいですか?」と常識ある人よろしく、聞くことにしている。イントネーションで関西人とわかってはいると思う。)に雑多ない説明だこと。「おまえ、一般人違うだろ」と言われたら言い返す言葉はないのだが。


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ふわぁと生醤油だろうか、喉が法悦する!食べる前に説き伏せるような力強い旨味が丼周辺に輻輳してくる。
優雅なわんたん、やっぱこれ、勉強せんと至れんレベルやね。

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飯田よろしく、というかロックンよろしくと言うか、昆布水に使った麺。ホント、関東でよく見るようになったが清湯のつけ麺だとどうしてもこうじゃなきゃダメ?そのメリットは体感出来るけれど、粉の風味と言うか鮮烈な麺の香りはスポイルされるもんなぁ。カドヤやうえまちも充分美味しいとは思うけど。
しかし粘りもなく、何とも清廉な昆布水だろう。勿論、肉もいい。風雅な肉味に陶酔出来た。メンマも及第。惜しむらくは麺、なんでこの麺?もう麺自体のポテンシャルが違う位置にあるように思えた。可哀想なほど。

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わんたん、大き目のちゅるんとした皮の中はシンプルな味付けの餡。と言ってもやや強めのタレがしゅんでも存在感があった。全てがレベルが高いとは思うが、やはり飯田商店は別格だと思う。しかしこのわんたんは迫っているのではないだろうか。これは客を呼べますわ。ネギも最小限で、もう何でもぶち込む京都辺りのお店は見習って欲しいレベル也。

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外に出たら雨はあがっていた。ミュージックパブ たかこの看板の下には開店を知らせる赤い幌を伸ばしてあった。わからんよ、こんなんでやってるって印にはならんやろ。
こんな品質の店が待ちなしなのだ。フリークな方々はおそらく今日も何処かでオープンしてる店に並んでるのかも知れない。
情報を食うっても大変ですね。あ、煮干しオイルはちょっと押したらピュっと全部出て一気に煮干しの海に変わってしまった。特にいらんと思います、面白いけどね。
関東に来たら湯河原で二杯が吉の格言が未だ活きるも此処も相当だ。少なくとも維新商店辺りよりはハマる。
調べたら、店主は神奈川の濃厚魚介で一番好きな仁鍛にも居たようで。そうなると濃厚系も今後あるのだろうか。神奈川と言えど東京に程近いエリアに巨星が誕生したと断言する。
ラベル:つけ麺
posted by a certain Cue at 21:00| 神奈川ラーメン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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